最強コスパのスマホ Pixel6a
2022年5月14日
スマホとSoCのお話
Pixel6aを語る上でより理解を深めるために
先にチップについて解説をします。
スマホのチップは色々な
メーカーが製造しています。
メーカー毎にチップ性能を比較すると
1位 Apple社 Aシリーズ
2位 Qualcomm社 Snapdragonシリーズ
3位 MediaTek社 Dimensityシリーズ
4位 Samsung社 Exynosシリーズ
というような順番になっています。
※2022年5月時点
この情報を元にPixel6aを見ていきましょう。
Pixel6aのスペック表

Google Tensorとはなんなのか
スペック表を見ると解説したメーカーの中にない
「Google Tensor」というチップが搭載されているのが分かります。
このチップはGoogle社がPixel6のために新しく製造した
機械学習に特化させた自社製チップです。
ただし、このチップは内部データから
Samsung社がExynosをチューニングして
OEMとして製造したチップと判明しているので
Tensorは実質的にExynosになります。
Exynosは解説した通り、同世代の
他社ハイエンドチップと比較すると
演算処理、映像処理、省電力性能が劣っており、
発熱もありますので品質はそんなに高く無いのが現状です。
TensorはPixel6aにとっては強力な武器
Tensorが「同世代の他社ハイエンドチップ」と
比較すると劣っていることは分かりましたが、
これはあくまでもハイエンド同士の競争の場合になります。
ミドルレンジ、ローエンドのスマホに搭載される
他社チップと比較した場合には
ハイエンドクラスに入るので圧倒的に性能が高くなります。
つまり、Pixelシリーズはハイエンドの競争には弱いですが、
aシリーズに関してはミドルレンジとして販売しつつも
ハイエンドチップを投入していることになるので、
ミドルレンジの競争ではこのTensorの存在が
強力な武器に変わるということです。
Pixel6aはミドルレンジ最強のスマホ
Pixel6aの販売価格はGoogle直売で53,900円です。
Samsung社のハイエンドスマホ
GalaxyS21の販売価格は99,792円ですが、
その半額程度でハイエンドの性能が手に入れられるため、
Pixel6aはコスパにおいては他社を凌駕していると言えます。
Pixel6も他社スマホに性能は劣っていましたが
Googleが培ってきたAI技術を利用した
・「Google翻訳」のリアルタイム翻訳
・「レコーダー」のリアルタイム文字起こし
・オフラインでの翻訳や文字起こし
・消しゴムマジックやモーションモードなど高度なカメラ加工
また、画面内指紋認証も搭載されていて良い機種でした。
Pixel6aはこれらの機能を搭載したまま価格を下げているので
ハイエンドスマホのようにゲームを快適にプレイしたり、
動画を快適に見たいけど価格は安く抑えたいという
ワガママな望みを実現してくれる素晴らしいスマホです。